報告されれば、まだ決まらない生徒にとっても励みになるかな、と思う部分もあります。
進路を決める要素は、学科にくわえてさまざまなものがあるとおもいますので、この逆境を糧に
ぜひいい進路選びをしてほしいなあと思います。また、先生も同様に大変ですがともにがんばりましょう。
(この問題に興味を持つのは、高校関係者よりも、他の大学の方などがおおい傾向であることが、アクセスログより
見て取れますよ。)
http://app.blog.livedoor.jp/hoshinosunahama/tb.cgi/50831693
学校法人「奈良学園」(奈良県大和高田市)が、来春開学予定だった関西科学大(奈良市)の設置申請を取り下げた問題で、指定校推薦入学に22府県 の高3生261人がエントリー(応募)していたことが、文部科学省に提出した同学園の資料で分かった。定員(2学部計320人)の約8割に上り、推薦入学 を半数までとする同省の「大学入学者選抜実施要項」基準を大きく上回る。こうした実態を同学園は高校に説明していなかった。
高校関係者によると、指定校推薦は、9月ごろに各高校内の推薦枠に内定すれば、実質合格と受け止められる。
しかし問題を指摘した同省に対し、学園側は「全員を合格にするつもりはなかった」と説明したという。近畿高校進路指導連絡協議会の森本正作事務局長(和歌 山県立海南高教諭)は「高校側は(応募すれば)ほぼ100%合格できると認識しており、基本的な信頼関係が崩れてしまう。半数を超える受け付けは、大学の 姿勢が問われる」と話している。
定員はスポーツ科学部200人、看護学部120人だった。しかし同省によると、185校から計261人 (スポーツ科学部182人、看護学部79人)がエントリー。大半が近畿の高校からで、内訳は▽大阪102人▽奈良37人▽京都35人▽兵庫28人▽和歌山 8人▽滋賀5人--などだった。
同学園の伊瀬哲也理事長は毎日新聞の取材に対し「予想以上に応募があり、結果的に半数を超えた。申し訳ない。隠していたわけではない」と弁明した。【石田奈津子、花沢茂人、山本和良】
毎日新聞 2006年11月22日 大阪夕刊
関西科学大(奈良市)の設置申請取り下げ問題で、母体の学校法人「奈良学園」は25日、指定校推薦で入学予定だった高3生の進路確保のため、緊急進学対策室を同県大和高田市の学園本部に設置したことを明らかにした。神戸市で開いた説明会で生徒らに伝えた。
同学園は他大学の受験費負担や浪人した場合の予備校費負担、無償の受験指導などの対策を打ち出している。対策室ではこれらを具体的に進めるほか、生徒や父 母との個別相談や高校からの意見聴取、他大学の受け入れ状況のまとめなどにあたる。当初職員3人でスタートし、増員する。
同学園によると、生徒の受け入れに応じる大学は同日までに25校に増えた。うち18校は具体的人数も提示。高校での成績など一定の条件を設けている学校もあるという。
毎日新聞 2006年11月26日 大阪朝刊